5.ATSシリーズの役割と注意点

ATSの役割について、いったん整理しておきますね。

ATSの役割とは・・・

MIDIの演奏命令を携帯電話用に変換
着メロ用電子楽器(音色)を用意

この2点ですよね?

基本操作などは、あええここでは書きません。
マニュアルの内容を少しずつでいいので理解してきましょう。

ATSは英語表記ではありますが、中学生〜高校生レベルの英語力があればなんら問題はないはずです。
わからないなら、辞書引きながら自分で調べていきましょう(←書くの面倒だから割愛)。
そもそもマニュアルも読めないようでは情けn…うわなにするやめs;lj\j;rjorkp:rl\


着メロの電子楽器は一応FM音源や内臓PCM音源で、あらかじめ用意されています。
最初はなかなか難しいしいでしょうけど、ゆくゆくは目的に応じて自ら音色を差し替えたり調整していく感じです。


ATSの音色の保存先は、ATSの中にある『Voice List』です。細かく碁盤の目状になっていますよね?
まずDrumとNormalの区分けがあります。更に・・・

Drumなら『BankM=125(固定)』で
『Pch#=0〜9』『Note#=13〜91』

Normalなら『BankM=124(固定)』で
『BankL=0〜9』『Pch#=0〜127』

この範囲内で1個ずつ音色の番地が定められています。使いたい音色の番地をMIDI側で指定することによって、該当する音色を呼び出す仕組みになっています。

ちなみにMIDI側では
『BankM』はCC#0を挿入して、Val値に124ないし125を
『BankL』はCC#32を挿入して、Val値に0〜9を
『Pch#』はProgramChange#を任意で
『Note#』は、ドラムのNote#を任意で

指定します。

詳細はマニュアルを読んでください。
ちなみに、Normal側のBankL=0の音色は編集不可ですので気をつけましょう。Drum側のPch#=0〜1も編集不可です。
↑引っかかる人多し


もう一点、気をつけるべきことがあります。
ATS-MA7のチャンネルは、実際のMIDIチャンネルの番号とは連動しておらず、配列の上から順番に番号を割り振る仕様になっています。そして、ドラムパートは上から10番目のCHに固定されています。

ATS-MA7用のMIDIを作る際は
上から順に
ノーマルx9
ドラム
ノーマルx6
Audiox16(必要な数だけ)
システムセットアップ

で構成する事をお勧めします。


ATSの他の特徴について書いときたいと思います。

ATSで出来上がるMA3、MA5、MA7の違いはこれを見ていただいたらなんとなく分かるかと思います。
(´ω`)つ ペカー
MA3もMA7もFM音源とPCM音源の2種類を軸に音色を組み立てていくのは変わりありません。
しかし、上位の形式になるほどPCM周りの機能が強化されているのが特徴です。
MA-5になるとAL(アナログライト)フィルターが使えるようになるのは特筆すべき違いです。これは、一般的にはローパスフィルターといって、ある出音のうち基準より低い音だけを通過させて音を出させる機能です。
あと、ほとんど使われることはありませんが、HV(ヒューマンボイス)というテキストを読み上げてくれる合成音声が搭載されています。分かりやすく言えば、ボーカロイドみたいなもn…おっと、なにやら第3者の妨害電波を受信した模様です。

MA-7では、リバーブやコーラスといったエフェクターを2系統を同時に使用できるようになります。S-YXG50や他のエフェクト対応のMIDI音源をもってる方ならぴんとくるかと思います。PCMのマルチバンクも嬉しい機能ですね。

書き出すとキリがないので、後はご自身でマニュアルをお読みになって、使いこなせるようになってください。




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