【メモ】その0(PCMって?)

着メロを聞いていると、時々リアルなピアノ楽器の演奏や臨場感あふれるドラム楽器を耳にするとこはなかったでしょうか?
これらの多くはPCM音源が使われていることでしょう。
着メロには大きく分けて2種類の音源方式が採用されています。FM音源とPCM音源です。
この2つの音源はそれぞれ得手不得手があり、相互に補完しあう関係といえます。
例えばSMAFのFM音源の場合、ストリングスはあまり得意なほうではありません。

いっそのこと録音して鳴らしちゃえばいいのに。

という事で、PCM音源の出番です。


PCM音源とは、サンプリング(後述)によって得られたデジタル音声のことです。
実際にある音を録音するので、
音はリアルにしやすい反面、データは肥大化しやすいです。

サンプリングをとても平たく言うと、こうなります。
サンプリングとはPCM音源として音声を録音する事です。
サンプリングは和訳すると標本化となり、もう少し言えば、音声などのアナログデータを任意
の時間間隔(サンプリングレート)でデジタル信号として測定する事を
指します。


サンプリングする際
信号の細やかさ(縦軸の密度)を
ビットレート
信号の測定間隔(横軸の密度)を
サンプリングレート
と言います。




さて・・・・(※重要です)

PCMにはその使い方によって2種類に分類されます。。
  一般的なPCM音源   

FM音源の楽器一つ一つをPCMに置き換えるイメージです。
データ軽量化とブツ切れ防止の為、一部の打楽器などを除き、ループ処理(後述)が必要になるケースがほとんどです。
言い換えるとループ処理ができないと95%使いこなせません。
それができないと、誰かの出来合いPCMをおねだりするハメに←w
ストリームPCM
(SPCM、Audioとも)

録音したPCMをそのまま
『はりつける・垂れ流す・ぶちかます!!!!』
気持ちいい使用方法です。
たとえば1小節分のリズムパターンを全部録音して放り込んだり、歌声をいれたりなんて事もできます。

一般のPCM音源とは違って音階の変更や微調整はできないうえに同時発音も最大2音ですが、
消費RAM(後述)がたったの1024or2048なので、ここぞというときに大きな力になります。
一般のPCMでは消費RAMが激しい単発の音を取り込むのが一番スタンダードなやり方でしょう。
使い方は自由に決められますので、病みつきになること間違いなしです。
でも、著作権には気をつけましょう。
(・x・)


SMAFで音質を重視するなら、ビットレートは16bit、サンプリングレートは48KHzに近づけるのが
理想ですけど、ストリームPCMの場合、ATSの仕様によりビットレートとサンプリングレートは細かく制約がかけられています(詳細はマニュアル参照)。
SMAFのデータ制約から、ストリームPCMは16Khzの場合でもせいぜい5秒〜10秒くらいが限界です。

つまり、『全部録音して放り込めばいいじゃまいk』とかいう変態行動は基本的にSMAFではできませんww
そういう方はSMAFに向きませんので早いことDTMを始めましょう^^←





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