【メモ】その4(加工のススメ)

wavデータが用意できたところで、それを一般的なPCMとして直にATSに読み込むと、恐らくはエラーがでると思います。

何故ならば、ATSには読み込めるwavデータに制限があるからです。
ATSにはRAMと呼ばれる、波形データを格納する容量スペースが設けられています。
このRAMサイズを超える波形データを搭載する楽曲を再生する事はできません。
このRAMサイズの最大容量は、和音毎に異なります。

MA-3(40和音)… 8176byte
MA-5(64和音)… 8192byte
MA7(128和音)…16382byte

一度試してみればすぐにわかりますが、22050Hzサンプリングで2〜3秒くらいwavデータを一個ATSに取り込むだけで、あっさりとRAMサイズオーバーしてくれるはずです(笑)




…そこで『こんなの使えねぇ』
と早合点してはいけません。


ストリームPCMは、消費RAMが一律で1024byteなので、単発系でRAM消費の激しいPCMは是非ストリームPCMにまわしましょう。

一般のPCMであっても、ちゃんとRAMサイズを抑えつつ、実用レベルにPCMを仕上げる方法があるんです。

それこそがループ処理です。
他にも、音質は犠牲になりますが、サンプリングレートをダウンレートさせるという方法もあります。

ループ処理の詳細は次のメモにて。
ヽ(´ー`)ノ{小動き鯛

ついでに書いておきますが、前述の通りwavをストリームPCMとして読みこんだ場合でも、サンプリングレートやビットレートによっては読み込めない可能性があります。




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