PCM音色で高い音がでないよぉぉお

はい…よくある質問ベスト10に入るくらいよくある質問ですねwwww

そもそも、PCM音源は何故音階を変えられるのか…疑問に思いませんでしたか?

その疑問解決のヒントは、アナログのテープレコーダーにあります(笑)
テープレコーダーって、電池へたってくると再生スピード落ちてきますよね?
再生スピードが落ちると…音程が落ちます。あの気持ち悪い音ですね(笑)
早送りすると音が高くなりますよね。

例えがかなり乱暴ですが、PCM音源が音程変えられるのは、テープレコーダーと同じ事をデジタルで処理した結果です。

周波数をデジタル処理で上げたり下げたりして、音程を変えているわけです。
ちなみに、その上げたり下げたりできる範囲は決まっていまして、『3000Hz〜48000Hz』となります。
この範囲は、PCM音源としてATSに読み込み可能なサンプリング周波数の範囲に読み替える事もできます。

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例えば…
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サンプリング周波数:22050Hz
音程:C5(5ド)
のサッス音色

これを無理矢理1オクターブ下げると、サンプリング周波数が擬似的に11025Hzまで落ちます。

つまり…

サンプリング周波数:22050Hz
音程:C5(5ド)



見せかけ周波数:11025Hz
音程:C4(4ド)

に無理矢理調整させられて音が出てるわけです。見せかけサンプリング周波数が11025Hzな訳ですから、当然ながら音はかなり籠ってしまいます。

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では今度は…
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音程をC6(6ド)にした場合、擬似的な見せかけの周波数はいくつになりますか?

見せかけ周波数:44100Hz
音程C6(6ド)

ですね。

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更に…
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音程をG6(6ソ)にした場合は…
見せかけ周波数:
見せかけ周波数:66150Hz

残念ながら、PCMは『3000Hz〜48000Hz』の範囲内でしか周波数を変化させられません。
当然、それ以上高い音が出せる訳がないので、音がおかしくなります。

これが、
『PCM音色で高い音がでないよぉぉお』
(゜д;:'`・゛'、

のからくりです。




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