サンプリングレートとダウンレート

そもそも
サンプリングレートって
何なのでしょうか?


『サンプリングレート』
音声等のアナログ波形を、デジタルデータにするために必要な処理である標本化(サンプリング)で、単位時間あたりに標本を採る頻度、時間間隔。
サンプリング周波数、サンプルレートとも呼ばれる。
by うぃき


音声・音色というものは、それぞれ異なる振動の周波数を有する音が複雑に入り混じって形成されています。
その中でも…

音程を感じさせてくれる周波数をもつ音を【基音】と言います。
また、基音の正数倍の周波数をもつ音を【倍音】といい、区別します。
どちらにも当てはまらない【ノイズ】なんてのもあります。

実際の音には複雑に沢山の【倍音】が含まれている訳ですが…
人間が知覚できる【倍音】の周波数は、個々人によってバラツキがあるものの、およそ20Hz〜20000Hzと言われています。


さて…
ある音を録音する際に、その音の【倍音】を正確に欠かす事なく記録したい場合、その音が含む【倍音】の周波数の2倍より高い『サンプリング周波数』が必要になります。

音楽CDの『サンプリング周波数』が44100Hzを採用しているのも、人間の耳の特性をよく踏まえた結果な訳ですね〜。


サンプリング周波数22050Hzなんてそんなに音質的に良いものじゃないし…
ましてや16000Hzで何も加工せずにダウンレートしたPCM音源を、疑問も持たずに使用しているとすれば、それはちょっと考えものです。

ダウンレートした際は、削られてしまった高音域をイコイライザで復元してやる事により、音質劣化を目立たなくする等の工夫をすると良いでしょう。




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